ポリオの弱毒生ワクチンを放置!日本の為政者の「negligence」

北米では、毎年6−8例発生する麻痺例はいずれも病原性獲得OPV変異株が原因(ワクチン関連麻痺型ポリオ;VAPP)という時代に突入した。麻痺例はすべてVAPPという時代が20年続いた後の99年,米国はついにOPVの使用中止に踏みきり,ワクチンはIPVのみとする決定を下した(実際に使用が中止されたのは2000年)。以降,米国に倣って,OPVを使用していた先進国は,ほとんどすべて「IPVのみ」への切り替えを実施しているのであるが,その例外となっているのが,日本である。
セイビンの経口ポリオ生ワクチン(OPV)
ソークの不活化ポリオワクチン(IPV)


医学書院/週刊医学界新聞(第2927号 2011年05月09日) http://htn.to/nqCfdV