震源付近の海底が7m隆起!!!

4月29日 11時24分
東北の太平洋沿岸で起きた巨大地震で、震源付近の海底が南東方向におよそ50メートルずれたうえ、およそ7メートル盛り上がっていたことが、調査船による海底探査で分かりました。

独立行政法人海洋研究開発機構は、先月の巨大地震のあと、深海調査研究船「かいれい」を東北の太平洋沖の震源付近に派遣し、音波を使って海底の地形の変化を調査しました。

その結果、巨大地震で、震源付近の海底が広い範囲で南東方向におよそ50メートルずれ動いたうえ、およそ7メートル盛り上がっていたことが分かりました。

海底の変化を巡っては、海上保安庁がGPSの観測データからおよそ3メートル、東北大学の水圧計のデータからおよそ5メートル海底が盛り上がったと分析しています。

今回の調査結果はそれらを上回り、先月の地震とそれによって引き起こされた津波が、いかに巨大だったかを裏付けるものとなりました。海洋研究開発機構は、データをさらに詳しく分析するとともに、今後、調査の範囲を広げ、津波の発生のメカニズムを解明したいとしています。

★解明頑張って欲しい!